サグラダファミリアの名を知らない人はいないでしょう。
ですが実際にネットで見るのは外観ばかりで、中に入ろうと考えたことも無い人も多いんじゃないでしょうか。
実際に見るまでたいして知ろうとも思わなかったのに、見た瞬間に感動でずっとその場にいたくなる。そんなこの場所の見どころを、写真とともに紹介します。
未完の世界遺産
2005年、未完成の状態で世界遺産に登録されたサグラダファミリア。
建築家アントニ・ガウディが生涯をかけて建築に取り組み、その完成には300年を要するとも言われていましたが、IT技術の進歩などによりガウディ没後100年にあたる2026年の完成が予定されています。
そもそもなぜこんなに時間がかかっているかというと、全貌はガウディの頭の中にしか存在せず頼りになるのは1枚のスケッチのみ、その上彼の没後弟子たちがつくった数々の資料もスペイン内戦で焼失したりと、常に手探り状態で建設を進めてきたからなんだそう。
圧巻の佇まい
バルセロナの街中に、ドンとそびえる教会。
大きさも、雰囲気も、そのデザインも、なんだかアニメの世界のようで、とてもこの世にあるように思えません。
こちらの「受難の門」はキリストが処刑された時の苦しみを表しているのだとか。反対側にある「生誕の門」はキリスト誕生から初めての説教を行うまでを表していて、33体の彫刻が置かれており、また入口の「慈愛の門の扉」には日本人彫刻家の作品も残されているそう。
ガウディ公園から見られるリフレクション。圧巻の一言です。
細かくて美しくて可愛い。
美しい光の空間
凄いのは外観だけじゃありません。
ガウディは内部を木漏れ日が差し込む巨大な森を想像して設計したと言われています。殉教のシンボルであるシュロの木を模した高い天井にはガウディ考案の採光器が埋め込まれており、明るく色鮮やかな教会内部に陽光が降り注ぎます。
こちらは「栄光の門」という聖堂正面入口の門で、完成後は1番豪華なファサードになるそうです。この文字は50ヶ国語で「主の祈り」の句が書かれているそうで、日本語でも「われらの父」と書かれています(左上)。


そして教会内部のステンドグラスは真ん中の祭壇を挟んで左右で寒色と暖色の対になっていて、そこから差し込む光が天井や壁を照らします。
内部への入り方
こんなにも素晴らしいサグラダファミリア、当然タダでは入れません。しかし一旦入れば時間制限なく見続けることができます。
まずチケットが必要です。ツアーの方はおそらく準備してくれると思いますが、個人で行く場合、事前に☞公式サイトで予約していくことをおススメします。なぜなら当日券は売り切れてる可能性が高いから。
チケットの種類・日付・枚数・時間などを選択し購入。
そして当日、その時間に入場するのですが、身体検査があります。空港で受けるのと似たようなものです。水とかはokですが変な物持ってるとチェックされます。
スペインへ行くのなら。
正直あんまり興味がなかった私でも行ったら、ガウディについて調べようと思うぐらい凄い場所です。写真で外観の、引きの写真しか見てなかったけど、近づいて見るといたる所に細かい装飾が施されているし見ても見ても足りないくらい、見どころがたくさんあります。
ぜひ実際に行って見てみてくださいね。