『彼は狂人か、天才か』ガウディ建築を巡る

バルセロナ。

スペイン第二の都市で、ピカソが美術学校に通い、またアントニ・ガウディが建築を学び、多くの作品を残した街。いまやアントニオ・ガウディの作品群として世界遺産に登録され、世界中から観光客が押し寄せている。

今回はそんな彼の作品群のうち、バルセロナの街にあるいくつかを紹介しようと思います。

『彼は狂人か、天才か』


アントニ・ガウディとは。

あの☞サグラダファミリアを設計した建築士で、彼の通ったバルセロナ建築学校の校長が「彼が狂人か天才かはわからないが、時が明らかにするだろう」と言ったと伝えられている。

名声の絶頂に達したガウディ。しかし後に友人や家族を相次いで亡くした彼は、その影響からかマスコミを毛嫌いし、サグラダファミリアの建築に没頭します。

そして1926年、路面電車に轢かれた彼は、ホームレス同然のみすぼらしい格好をしていたためにガウディだと気づかれず処置が遅れ、3日後に73歳で息を引き取ったといいます。彼の遺体はサグラダファミリアに埋葬されているんだそう。

グエル公園


1878年、ガウディはパリ万国博覧会に出展する手袋店の為にショーケースをデザインし、それを見た富豪エウセビオ・グエルが彼の才能を見初め、支援するようになった。グエル伯爵はガウディのパトロンであり友人だった。

そして人々が自然と芸術に囲まれて暮らせる新しい住宅地をと、彼らの夢が作り上げた分譲住宅がこのグエル公園。

しかし現在天才と称されるガウディの作品は、当時の人々には全く理解されなかった。結局売れたのはたった2件で、しかも購入者は本人たち。

「天才は一歩間違えればただの変人」ってよく言うでしょ?あれ。

グエル公園の泉の守り主
オオトカゲのある階段両側の壁

今やバルセロナのシンボルとも言われているこちらのオオトカゲや、階段両側にある壁、そして後述するベンチなど、グエル公園は色彩豊かなモザイクタイルがちりばめられた美しい公園です。

ですが天才ガウディは色彩音痴で、色彩については弟子のジュジョールに全権限を与えていたそう。彼がタイルを貼りながらこれでどうかと尋ねると、後ろで見ていたガウディは「好きなようにやりなさい」と言ったとのこと。

階段を登ったところにある、柱が立ち並ぶこのホール。

市場にする目的でつくられ、またこの柱の下には貯水槽が設けられています。そして天井にもモザイクタイルが施されていて、デザイン性に加え機能性までも兼ね備えていてもうため息しか出ません。

またグエル伯爵にギリシャ神話を建築に入れるよう頼まれ、ここにはドーリア式という荘厳で力強い建築様式が用いられています。

広場と波打つベンチ

そのホールの柱が支えているのが、このベンチのある広場。

住民たちが集まるオープンスペースの役割を担うはずだった場所で、目の前にはお菓子の家、そして遠くにはバルセロナの街を一望できます。

洗濯女の回廊

グエル公園内にはカラフルな場所だけではなく、こーゆう石で作られた橋があります。その橋の下にある写真の回廊。なぜ洗濯女の回廊と呼ばれるかと言うと、公園内で唯一の人間の像があり、しかもその彼女が洗濯かごを頭にのせているからだそう。

こんな魅力いっぱいのグエル公園ですが、入場券が必要です。☞こちらから予約できますので、希望の時間に予約してください。公式サイトよりお得です。

また、ここは午前8時から営業していますが、それより早くいけばチケット無しで入れます。なので早起きが得意な方は行ってみてください♪

カサ・バトリョ


ここから先は外観しか見てないのですが、外観だけでめっちゃいいってなったこの作品。

なんとこの建物、ガラクタを再利用して作られているそう。

「ガウディ建築の中で1番よかった」と称されることも多いそうで、時間のある方はぜひ見てほしいと思います。

チケットは☞こちらから。

カサ・ミラ


グラシア通りに面して建つこの建物は、地元の事業家ベレ・ミラ夫妻からの依頼で建てられた邸宅。

外観の波打つ曲線は地中海、ひとつひとつ違うバルコニーの装飾は海藻を表しているんだそう。そして屋上には独創的な煙突があります。

そして実はここ、世界遺産ながら邸宅というだけあって、現在も人が住んでいます。その家賃は、なんと€1200(約14万円)

バルセロナの一等地で、世界遺産ですよ!?

なぜこんなに安いかというと、当時の人々に評判が悪く、なおかつ初めの値段設定が一般的な月収の10倍もしたため。

そこで泣く泣く「3世代に渡って値上げをしない」という条件を付けた。それで現在もこの破格の安さなんだそうです。

チケットは☞こちらから。

建築群はほかにもある!


これらの他にも、グエル伯爵の名が入ったグエル邸やコロニア・グエル教会、またカサ・ビセンスなど、ガウディの遺した建築物はまだまだあります。

バルセロナの電車は2~5日券と10Ways券が選べて、私は4日で10Waysちょっきし使い切るぐらいでした。便利なのでぜひ~。

中でもコロニア・グエル教会の地下礼拝堂は彼の最高傑作と言われており、私もリベンジしたい場所のひとつです。

バルセロナに行く際は3~4日じっくり時間をとって、ガウディの感性や思考に浸ってもいいかと思います。

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